大手3キャリアから格安SIMに乗り換えることで、スマホ代を安くすることができます。しかし、「実際にどのくらい安くなるの?」と疑問に感じる人も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、格安SIMにすることでスマホ代を平均2,000〜3,500円安くなります。
また、キャリアの無制限プランを契約している人であれば5,000円以上安くすることも可能です。
私は過去に大手3キャリアの1つであるauを使っていて、その時のスマホ代は約8,000円でした。しかし、楽天モバイルを使い始めてからスマホ代が最大でも約3,000円になり、スマホ代を5,000円削減することができました。
この記事ではMMD研究所の調査結果をもとに、格安SIMにすることでスマホ代がどのくらい安くなるのかを解説。さらに、データ容量別の料金比較や、格安SIMを選ぶときのポイントも紹介します。
この記事を読めば、格安SIMにすることでスマホ代をどのくらい安くできるかを想像できるようになります。
格安SIMに興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください!

格安SIMにすると2,000〜3,500円安くできる!

MMD研究所の調査によると、大手3キャリアユーザーのスマホ代は平均5,096円となっています。それに対して、格安SIMユーザーのスマホ代は平均1,613〜2,962円でした。
つまり、格安SIMにするだけでスマホ代を約2,000〜3,500円安くできる可能性があります。
月単位では数千円の差ですが、1年で数万円、10年で数十万円の差になります。
大容量プランを契約しているユーザーは4,000円以上節約できる可能性も!
大手3キャリアユーザーの28.8%が大容量プラン(31GB以上)を契約しています。しかし、実際に31GB以上のデータ量を使用しているユーザーは9.6%しかいません。
つまり、大容量プランを契約しているユーザーの約7割が、30GB以下のプランで十分足りるということです。

大手3キャリアの無制限プランは安くても約7,500円ですが、格安SIMの30GBプランは約3,000円です。
そのため、30GB以下しか使っていないのに大手3キャリアの無制限プランを契約している人は、格安SIMにすることで4,500円以上安くすることができます。
大手3キャリアと格安SIMの料金比較
データ容量が5GB以下の場合
大手3キャリアと格安SIMが提供する5GB以下の料金プランは次のとおりです。

表を見ると、大手3キャリアと比べて格安SIMの料金がとても安いことがわかります。
たとえば、3GBの料金はauで6,358円、格安SIMの日本通信SIMで730円です。その差を比べると、日本通信SIMのほうが約5,600円安いことがわかります。
また、5GBの料金を大手3キャリアと格安SIMで比べると、大手3キャリアのauは8,008円、格安SIMのIIJmioは950円です。そのため、auからIIJmioに乗り換えることで約7,000円安くすることができます。
データ容量が10GB以下の場合
大手3キャリアと格安SIMが提供する10GB以下の料金プランは次のとおりです。

表を見ると、大手3キャリアの中で料金が安いドコモと比べても、格安SIMのほうが約2,000〜3,000円安いことがわかります。
さらに、auやソフトバンクと比べると、格安SIMのほうが約5,000〜6,500円も安いです。そのため、格安SIMに乗り換えることでスマホ代を大きく削減することができます。
データ容量が10GB以上の場合
大手3キャリアと格安SIMが提供する10GB以上の料金プランは次のとおりです。

表を見ると、110GB以下の料金は大手3キャリアでは安くても約7,500円ですが、格安SIMは高くても約5,000円です。そのため、格安SIMにすることで最低でも約2,500円安くすることができます。
またデータ容量無制限の場合は、大手3キャリアと楽天モバイルの間で約4,000〜8,500円の料金差があります。
格安SIMを選ぶときのポイント

月のデータ使用量を上回るプランを契約しない
さきほど説明したように、30GB以下のプランで十分であるにもかかわらず、31GB以上のプランを契約しているユーザーが約7割います。
このように、データ使用量を上回るプランを契約してしまうと、無駄なスマホ代を払うことになってしまいます。
無駄なスマホ代を払わないようにするには、自分のデータ使用量を確認することが重要です。
自分のデータ使用量を確認することで必要以上に容量が多いプランを契約することがなくなり、結果としてスマホ代を最適化することができます。
データ使用量は「My docomo」や「My au」から確認できるので、格安SIMを検討している人は確認してみてください。
不要なオプションは契約しない
スマホプランを契約するときにオプションの中身をよく確認せず、不要なオプションを契約してしまう人も多いです。
私もauを使っていたときは、よくわからないままオプションを付けていました。しかし、いま振り返ると使っていないオプションが多く、スマホ代を無駄に払っていました。
そのため、オプションを契約するときは中身をよく確認し、本当に必要なオプションであるかを確認してから契約することが重要です。
スマホ代を極限まで下げようとしない
極限までスマホ代を削減しようとすると、利用満足度が下がってしまうおそれがあります。
格安SIMにはオンライン専用プラン、サブブランド、MVNOの3種類があり、MVNOが一番安いです。
そのため、MVNOの通信会社を契約すれば、スマホ代を極限まで抑えることができます。
しかし、MVNOは利用者が多い通勤やお昼の時間に通信速度が遅くなりやすいデメリットがあります。
通勤やお昼の時間でもスマホを快適に使いたい人がMVNOを契約すると、利用満足度が下がってしまうおそれが高いです。
そのため、スマホを常に快適に使いたい人は、オンライン専用プランやサブブランドを契約することで、利用満足度を下げずにスマホ代を下げることができます。
【まとめ】格安SIMに乗り換えてスマホ代を節約しよう!
格安SIMに乗り換えるだけでスマホ代を数千円、場合によっては5000円以上節約できます。
もちろん、格安SIMにはメリットだけではなくデメリットもあります。ですが、自分の使い方にあった格安SIMを選ぶことで、デメリットを感じずにスマホ代を削減することが可能です。
スマホ代を節約して浮いたお金を趣味や旅行に使い、日々の生活をより豊かにしましょう。