スマホ代を安くしたい人が一度は聞いたことがある「格安SIM」。しかし、格安SIMについて次のようなことを思っている人も多いのではないでしょうか。
- ドコモ・au・ソフトバンクと何が違うの?
- 通信速度が遅いって聞いたけどホント?
- 格安SIMの選び方がわからない
そこで、この記事では格安SIMの種類やメリット・デメリットをわかりやすく解説。さらに、格安SIMの選び方がわからない人に向けて、選び方のポイントやオススメの格安SIMを3つ紹介します。
この記事を読むことで格安SIMの特徴がわかり、自分の使い方にあった格安SIMを選べるようになります。
格安SIMに興味がある人やスマホ代を安くしたい人はこの記事を読んで、格安SIM乗り換えへの第一歩を歩みましょう。

格安SIMとは?
格安SIMとは大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のメインプランより安い料金で提供されるSIMのことです。
格安SIMの中にはオンライン専用プラン、サブブランド、MVNOの3種類があり、それぞれ次のような特徴があります。
楽天モバイルはキャリアの1つですが、大手3キャリアと比べて格安で利用できるため、このブログでは格安SIMとして紹介します。
オンライン専用プラン
大手3キャリアがオンラインで提供しているプランで、ahamo・povo・LINEMOの3つがあります。
大手3キャリアの1プランに位置づけられているため、通信品質はキャリアと変わりません。
価格も1,000円〜3,000円程度で利用できるため、格安SIMの中でもバランスが取れたブランドです。
契約は基本的にオンラインでおこないますが、ahamoは3,300円の利用料金を支払うことでドコモショップでの契約ができます。
サブブランド
au系列のUQ mobileとソフトバンク系列のY!mobileがあります。
大手3キャリアのグループ企業が提供しているため、通信品質はキャリアと変わりません。
オンライン専用プランやMVNOと比べて価格が高いですが、ショップでサポートを受けられる点が魅力です。
MVNO
日本通信SIMやmineoなど数多くのブランドがあります。
大手3キャリアの回線を借りることで回線の維持費などを抑えられるため、オンライン専用プランやサブブランドより安い料金で利用できます。
ただし、利用者が多い時間帯(通勤やお昼)は通信速度が遅くなりやすいです。
格安SIMのメリット

月額料金が安い
大手3キャリアのスマホ代は平均でも約5,000円、高い人では10,000円以上払っている場合もあります。
一方、格安SIMのスマホ代は平均で約1,500〜3,000円です。
そのため、大手キャリアから格安SIMに乗り換えることでスマホ代を平均で数千円、場合によっては10,000円近く安くすることが可能です。
私もauから楽天モバイルに乗り換えたことで、スマホ代が約5,000円安くなりました。
料金プランがシンプル
大手3キャリアは様々な割引がありますが、割引を受ける条件が複雑で不要なオプションを契約してしまうことも少なくありません。
一方、格安SIMは料金プランがシンプルなので、割引を受けようとして不要なオプションを契約することがありません。
格安SIMのデメリット

通信速度が遅くなるときがある
MVNOの場合は、利用者が多い時間帯(通勤やお昼など)に通信速度が遅くなりやすいです。
ただし、オンライン専用プランやサブブランドの通信速度は大手3キャリアとほどんど変わりません。
そのため、利用者が多い時間でも快適にスマホを使いたい人は、オンライン専用プランかサブブランドを契約することがオススメです。
キャリアメールが使えなくなる
「〇〇@docomo.ne.jp」や「〇〇@ezweb.ne.jp」といったキャリアメールは、基本的に格安SIMで使えません。
キャリアメールを使うには、メールアドレスの持ち運びサービスを利用する必要があります。
ただし、サービスの利用には月額330円かかります。
そのため、格安SIMを利用する場合はGmailやYahoo!メールといったフリーメールの利用がオススメです。
対面でサポートを受けられない
格安SIMの契約は基本的にオンラインで行うため、契約時に対面でサポートを受けることができません。
はじめて格安SIMを契約する人は不安に感じると思いますが、公式ホームページに契約手順が詳しく説明されています。
そのため、スマホを日常的に使っている人であれば、簡単に契約できます。
どうしても対面のサポートを受けたい人は、ショップを持っているUQ mobileやY!mobileなどを契約しましょう。
格安SIMの選び方
格安SIMの選び方がわからない人は、次の3つの選び方を参考にしてください。
毎月のデータ利用量から選ぶ
一番オススメの選び方は、毎月のデータ利用量から必要なデータ容量を提供する格安SIMを探す方法です。
データ容量ごとにオススメの格安SIMをいくつか紹介します。
データ容量 | オススメの格安SIM |
---|---|
10GB以下 | 日本通信SIM、mineo |
11〜20GB | ahamo、楽天モバイル、日本通信SIM |
21〜30GB | ahamo、povo、LINEMO |
31GB以上 | 楽天モバイル、日本通信SIM |
自分が重視する内容から選ぶ
スマホのプランを契約するときに重視する内容から格安SIMを探す選び方もあります。
重視する内容ごとにオススメの格安SIMをいくつか紹介します。
重視する内容 | オススメの格安SIM |
---|---|
スマホ代 | 日本通信SIM、IIJmio、HISモバイル |
通信品質 | ahamo、povo、LINEMO |
店舗サポート | UQ mobile、Y!mobile |
オプションの内容から選ぶ
ユニークなプランやオプションを提供する格安SIMも多いため、プランやオプションの内容から格安SIMを探す選び方もあります。
ユニークなプランやオプションを提供している格安SIMをいくつか紹介します。
格安SIM | オプション |
---|---|
BIGLOBEモバイル | エンタメフリー (YouTubeやSpotifyはデータ消費なしで利用可能) |
y.u mobile(シングルU-NEXT、シェア U-NEXT) | U-NEXTの月額プランを無料で利用可能 |
LINEMO | LINEはデータ消費なしで利用可能 |
- BIGLOBEモバイル:エンタメフリー・オプション(YouTubeやSpotifyをデータ消費無しで利用可能)
- y.u mobile: U-NEXTの月額プランがついてくる(シングルU-NEXT、シェア U-NEXT)
- LINEMO:LINEをデータ消費無しで利用可能
オススメの格安SIM3選
ahamo

ahamo
- 通信品質はドコモと変わらない
- 海外でも30GBまで追加料金無しで使用可能
- オプションを付けることで月100GBまで使用可能
- ドコモショップでサポートを受けられる(3,300円の利用料)
- 家族割や光回線とのセット割が非対応

通信品質と料金の安さを両立したい人はahamo
楽天モバイル

楽天モバイルは段階制で料金が変わるプランを提供していて、データ無制限でも3,278円で利用できます。
- 楽天市場のSPUが+4倍
- パ・リーグの主催試合やNBAの試合を無料で視聴可能(NBAは7/31でサービス終了)
- Rakuten Linkを使用することで、通話料金が無料になる
- つながりづらいエリアがある
- Rakuten Linkが使いづらい
- 無料通話の通話品質があまり良くない

データを無制限で利用したい人楽天モバイルがオススメ!
日本通信SIM

日本通信SIMのメインプランである「合理的みんなのプラン」は、20GBで1,390円となっています。
- 格安SIMの中でも最安クラスの料金(1GB 290円〜)
- 20GB以上のプランを契約すると、5分かけ放題か月70分無料通話がついてくる
- 利用者が多い時間帯(通勤やお昼)は通信速度が遅くなることがある

スマホ代をできるだけ安くしたい人は日本通信SIMがオススメ!
まとめ
今回は、格安SIMの種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを紹介しました。
格安SIMはスマホ代が安くなるメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
ですが、今回紹介した選び方のポイントを意識することで、今までと満足感はそのままでスマホ代を安くすることが可能です。
この記事で紹介した選び方を参考にして、自分の使い方にあった格安SIMを見つけましょう!